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キス釣りは並継ぎ?それとも振り出し?
 予定していた鹿児島→天草などの釣行を無期限延期にしてからというもの、なんだか【釣りに行くぞスイッチ】がなかなかONにならなくて・・・・・・。
 昨年もありましたが、どうやら【ヒッキー】症状が出始めたようです。

 かめや釣具商工センター店のM田さんにお願いして、わざわざ入れてもらったサンライン赤いフロロロックスピリッツ3号ライン(これは赤い色が染めにくいと言われるフロロラインですが、シャキッとしたラインでモトスにも最適)も取りに行くのがたいぎくて、クラブのK村さんにお願いして、取りに行っていただいた。

 ここ一週間くらいで外に出たのは、半持病の腰痛でお世話になっている近所の整骨院と、府中町と安佐南区のホームセンターくらい・・・・・。
 どういう訳か、一年に一回くらいこんなヒッキー症状が出てしまう。

 ただ、メールだけは忙しく入って来ており、その中の一通が「キス釣りに最適な竿を選びたいのですが、並継ぎですか?それとも振り出しでしょうか・・・・・?」とのこと。

 これから述べる意見は、あくまでその人に対して私の主観を述べただけなので、皆様方には異論がおありとは思いますがスルーしてください。

 今から30年以上も前のこと、当時はオリムピックの並継ぎロッド【世紀キューバ】などを持って、五島列島にキス釣りに行きました。
 フェリー代などのことを考え、ワゴン車で4人くらいのメンバーで行っていました。
我々の狙う上五島は、あちこちに小さな入り江が点在し、4人で狙うとなると一人が2~3投で移動・・・・となります。
 こうなると、並継ぎロッドはいけません・・・・・・、ラインをガイドに通したままだと、力糸がパラパラとほどけ、次の釣り場に着いた時はそのラインの始末に追われて釣りどころではありません。
 そこで次回からは振り出しロッド持参となりました。

 と、ここまで書くと並継ぎより振り出しがええんかい?と思われるでしょう。確かに、ロッドを仕舞う時は振り出しが早いでしょう・・・・。
 しかし、次の場所でロッドを出す場合、断然並継ぎが早く準備できます。
振り出しロッドは、穂先にある遊動ガイドを揃え、4本仕舞いのロッドを延伸させる手間が掛かります。
 かたや並継ぎは二ヶ所だけ合わせば準備万端となります。(最近はPEラインを使うことが多いので、ナイロンラインのようにパラパラとほどけることがないからです)

 準備編の説明はこれで終わりました、次は釣り味について・・・・。
一般的に並継ぎは3本、振り出しは4本で構成されています。
このジョイント部分でキスのアタリの【伝達】が減少されていると考えられます。

 つまり、同じアタリでも継ぎ目が二ヶ所の並継ぎと、三ヶ所の振り出しとでは違ってくるわけです。
私はよく「乾いたアタリ」と表現しますが、小気味良いアタリを楽しむなら並継ぎを、食い込ませ重視なら振り出しを・・・・と言いました。

 つまり、何でもそうですが【相手】がある以上、こちらが明確に判れば相手も明確に判り、こちらが鈍いアタリを感じれば相手も鈍いアタリを感じるわけです。
 これはキス釣りにサーフキーパーやクッションゴムを使う場合にも言えることですね。



(私は、乾いたアタリが好きなので並継ぎでキスを釣っています。ただし、場所や距離に応じてキャスティズム23号、25号、マスタライズキス、プロキャスターを使い分けています)

 

 
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2011/06/02 20:45 | 未選択

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