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三瓶のベラと三崎のカワハギ狙いだったが・・・・・。

 まだまだ瀬戸内では花見ガレイやアイナメ、そして春ギスが釣れているというのに、へそ曲がりの私は、2010年3月27~28日以来の、四国の三瓶と三崎への釣行を企てました。

 2010年当時は、高速道路通行料に対抗して、石崎汽船が打ち出した【ホリデー割引】で、4m未満の車は往復11000円でしたが、高速料金もそこそこ上がったので、フェリー料金も上がって片道7700円(松山~呉間)。

 そこで節約のため、深夜割引を利用して4月16日の午前2時に出発しました。
広島東~尾道が1430円でしたが、しまなみは2750円。
 ここでも節約のため、今治から松山までは海岸沿いの国道196号線を走りました。

 午前5時開店の松前の釣り具店で、本虫の極細と青ゴカイをそれぞれ150gずつ購入し、伊予インターから大洲まで1010円、ここまでの通行料金は5190円なり。

 まずはベラ狙いでのお目当ての釣り場に着き、キャスティズム20-385に、アオリマチックフロロを3セット出しました。
 これまで何度か来たときに、竿先に大きくアタリが出てもはじかれることが多かったので、写真のように竿先を海に向けて構えました。



 3本投げ終えてすぐに、「ジージジー~~~!」と3~4m引き込む大アタリemoji
巻き始めるとかなりの手ごたえ、青ベラの良型が釣れたが測ってみると惜しい(広島)25㌢emoji

 左どなりの竿も「ジ・ジ・ジ・ジジー」、激しいけど力強さがない・・・・・?
巻き上げると、こちらは赤ベラの20㌢前後がダブル。



 でも持ち帰らないのでリリース・・・・・・、この青ベラは来年には1㌢くらい成長して26㌢になるかな?なんて考えながら釣り続けるが、その後14時ころの干潮まで10匹のベラを釣ったが、その後に釣れたのは、23㌢の青ベラのほかは赤ベラで、すべてリリース。

 この付近のトンビは頭がいいのか、釣り人がいると頭上を飛び始め、海に投げた魚を取ろうと狙っているが、ダメージを与えないようにリリースするので、投げると急降下をするが、ベラに潜られてめんくらっている。

 夕方の満ち上げを釣るべきか・・・・・と悩みましたが、早めに三崎に行くことにしました。
それと言うのも、三瓶に来た時の楽しみにと、みかめ海の駅【潮彩館でかんきつ類や新鮮野菜を買う算段をしていたが、水曜日は定休日なのか閉まっている。

 それから、三瓶に限らずどこに行っても、その地方のスーパーマーケットを覗くのを楽しみにしていて、ここ三瓶では商店街のアーケードを通り抜けたところにあるスーパーで、以前もお酒売り場で高知の酒【酔鯨】を見つけて喜んだりしていたが、残念ながら閉店となっていた・・・・・。



(みかめ海の駅 潮彩館などがある、三瓶の中心地遠望)



(こちらは、三瓶出身の方からいただいた写真で、山側から三瓶湾を眺めた風景です)


 潮の悪いときの楽しみが二つなくなったので、予定を早めて三崎に行くことにしました。
が、ただでは起きないのが私の性格、今から20年くらい前によく釣り歩いていた、三瓶から八幡浜への海岸線沿いの、懐かしい国道378号線の走りを楽しむことにしました。

 三瓶町の朝立~垣生~二及~長早~周木(ここではキス釣りの合間に夜釣りでメバルをたくさん釣った記憶があります)~穴井(保育所の裏からベラ狙いをした)~真網代(JAの建物裏で知人が大きなマダイをばらした)~上泊~川名津~舌間を通って八幡浜へ出て、国道197(イクナ)号線を走って三崎へ。



(周木の港を守るように、沖合に浮かぶ巴理島)

 さて三崎、本命ポイントの赤坂の浜は明日に回して、二名津の明神に行ってみることに。
三崎半島の南側の宇和海側と、瀬戸内側では潮時がかなり違うのか?ここは今が最干潮のようで、あちこちでフノリを採る人、ヒジキを採る人、アサリを掘る人たちが・・・・・。


(収穫したヒジキを干しているおかあさん)

 竿を3本出すが一時間以上アタリがない。
やっと竿先にアタリが出始め、竿を手に持つとカワハギの引きのような「クンクン」の手ごたえ。
 期待をして巻き上げてみると、エサ取り仲間のフグくんのダブルでした・・・・・。

 明日に期待をして、早めに竿を納めて三崎の路地裏を歩きました・・・・・。



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2014/04/19 17:04 | 遠征のお話・思い出
雨男は誰だろう・・・・・・?

 やれやれ、先週の月曜日に「ぎくり!」ときて、なんとか車に乗れたのが昨日。
前屈、起き上がり、くしゃみの時には「うっ!」となりますが、あまり不自由はなくなりました。

 6月7日夜から14日までの九州(の予定)釣行を書いたブログの冒頭、今から40年以上も前にわざわざ日本海側の長門市仙崎に釣りに行き、釣り場を一瞥しただけで来た道を引き返し、瀬戸内側の秋穂海岸に行ったことを書きました。
 今回、水潮で期待ができない九州から、思い切って山口県の山陰側に【迷走】し、長門市の青海島大橋の上から仙崎の町並みを見たとき、その40数年前に【迷走】した記憶がよみがえったのです。
 私たちにとって、数百kmの移動などは通常の行動なのです。

 さてさて、12日の夜は俵山温泉に泊まり、前日良かったS崎に行きましたが、前日とはうって変わってピンギスの入れ掛かりに辟易し、移動をすることにしました。
 普通なら、西から順に釣り上り、広島に近い方は後回しにするのですが、【迷走】ドンと来いの私たち、萩市の東隣の奈古町のT尾海岸まで来ました。
 5月にカワハギの良型を釣っているので、「柳の下の二匹目の・・・・・」を狙って。

 しかし、今回はカワハギ狙いの竿に「エサ取り?」のピンギスが入れ食い・・・・。
テラさんは、置き竿にしたまま砂利浜を西の端まで歩き、日陰でくつろいでしまった。
 相談の結果、今夜と明朝に期待することにして、再度萩まで引き返し、萩の友人の案内で【阿武川温泉】に行くことに。



(阿武川ダムのすぐ下にある通称川上温泉こと阿武川温泉)

(今回は、山川の砂湯・温泉、薩摩川内市の市比野温泉、熊本の不知火温泉、山口県長門市の俵山温泉町の湯・白猿の湯、そして今回の阿武川温泉と巡りました)

 夜釣りはH漁港でやりましたが、テラさんには良型がぽろぽろ釣れるも、私にはゴンズイや海ケムシ。
しげぽん☆のひとりごと】のしげぽんさんにお借りしたテントを張って【いびき魔王】のテラさんが、私は車用の扇風機をかけて車の中へ・・・・・。

 夜中の2時過ぎに目を覚ましてみると、テラさんはテントから出てがんばっている。
次に3時半に起きたとき、「こんなのが釣れたよ!」と28㌢をぶらさげている。
 そんなサイズを見せ付けられたら、いくら寝ぼすけの私でも、いっぺんに目が覚め釣りはじめることに・・・・・。
しかし、前夜と同様私にはさっぱりで、テラさんはまずまずの型を釣り上げている・・・・・。

 夜が明けたので、港の人に迷惑が掛かってはいけないので、釣り場移動を決める。
帰り道のOで竿出しすることに。

 今度は私の方には17~26㌢の良型が釣れるが、テラさんの方はどっちに投げてもピンばかり。
テラさんが「おもしろいもんじゃね、さっきまでの釣り場は自分ばかりに釣れて、今度は小池さんばかりに釣れる」と。

 あちこち走り回り、少々疲れたので昼前後には広島に帰りたいので、「そろそろ止めようか」と最後の一投を・・・・。
 さっきの26㌢のキスより、うんと持って行くアタリ!!
リールのストッパーをフリーにして釣っているので、「こりやぁ、とてつもない大ギスか?」と好きなだけラインを送り込んでやる。
 頃合いをみて、竿先を立ててハリ掛かりさせると、キスとは違った強い引き!
ハリはDAIWA投魂T-1の8号で、ハリスは1・5号。

 慎重に巻き上げると、まずまず食べごろのマゴチが・・・・・・。
「切れるなよ!」と抜き上げると、うまいこと【ジゴク】に掛かっている。
ヘタなところに掛かっていたら、ザラザラの歯で1・5号のハリスは切れていたかもしれない・・・・。



(あまり大きくない・・・・と言うより、これ以上大きかったらハリスが切れていたかもしれない43㌢のマゴチ)

 刺身にしましたが、とても旨かったです。

 今回は楽しみにしていた甑島には渡れず、大雨・大風に祟られあちこち走り回りましたが、テラさんには26~28㌢が2匹釣れ、私にはこの26㌢のキスと43㌢のマゴチが釣れました。

 それよりなにより、南さつま市、薩摩川内市、萩市と行った先々で知り合いの方々と会え、お話ができたのが一番の収穫でした!
 そうそう、美味しいものもいろいろ食べました。
みなさんもぜひ薩摩川内市甑島や、天草などに出掛けてみてください。
人情には厚いし、食べ物は美味しいし、値段もこちらよりずいぶんお安いですよ。

 雨男は誰だろう・・・・・・?と、テラさんと私、お互いが思っているでしょうね・・・・。








2013/06/24 20:17 | 遠征のお話・思い出
臨時版&天草釣り歩き。

 今日は巷では【父の日】とのことで、各社の宅配の車が「ブォー!」「バタン!バタン!」と忙しく走り回っている。
上の娘には、海浜での釣り歩き用の、軽くて履き良いシューズを昨日買ってもらったし、下の娘には少し前に【まねして おしゃべり くまもん】を送ってもらったし、もう今年の父の日は無関係・・・・・と、 「父の日や あちらこちらに 宅配便」などとヘタな句をひねっていたら、忙しすぎて門扉も開けないまま、宅配便のドライバーが「小池さんここから失礼します」と冷蔵品とサイン用のボールペンを差し出す。

 受け取ってみると、下の娘夫婦から【地ビールと生ハムのセット】が届いた。



(先日貰った【まねして おしゃべり くまもん】と、今回の地ビールを写真に撮りました。おまけはぷりんも・・・・・)

 さてさて、お話は鹿児島~熊本天草へと漂流したお話に戻ります。
天草下島富岡の【民宿大漁丸】、8900円で、伊勢海老の刺身やきびなごのから揚げ、岩牡蠣など食べきれない料理に、尺オーバーのカサゴの煮付けは残してしまいました・・・・・。



(この他にも岩牡蠣などたくさんのご馳走が出てきました)

 二日ぶりにテレビを見ると、翌日の予報は雨とのこと。
ここで、ふたりで相談、「明日も雨だったら、もう釣りは諦めて島原半島に渡って観光して帰ろうか」といつものような淡白な会話が・・・・・。

 前日の車中泊の疲れを取るべく、早々と布団の中に・・・・・・。
しかしテラさんのいびきは半端ではありません、松屋さんではふすまで仕切った部屋だったのですが、今回は8畳一間・・・・・。
 「気は心」で、何の効果も無いとは知りつつも、布団と布団の間にあるテーブルに、4枚の座布団を立てかけてバリアを築くが、どうやら無駄な抵抗だったような・・・・・。

 翌11日の朝は、曇り空ながらも雨は降ってはいないので、天草上島の実績場所を釣り歩くことに・・・・・。
がしかし、やはり水潮の影響は顕著でに現れ、釣れてもぽつりぽつりと忘れたころに・・・・・。
 雨水の影響の少なそうな竜ヶ岳辺りでは、確かに釣れるものの、ほとんどがピン・ピン・ピン・・・・・。



(竜ヶ岳辺りの石波止には、このような化石が当たり前のように使われています。近くにはアンモナイトの化石もあるそうです)

 まだ帰広予定の14日まではまるまる三日もある。
大ギス釣り場の鹿児島県と熊本県で釣ってこのていたらく、もうこれ以上この辺りで釣りをする気にもならない・・・・・。
 「阿蘇山に登って、混浴風呂のある黒川温泉にでも行ってみようか?」などと相談をしながら、熊本県宇城市不知火辺りまで帰ってきた。
 道の駅に併設された【不知火温泉】に浸かって作戦を練り直そう・・・・・との結論で、昼食を食べたあと温泉に。



(熊本県宇城(うき)市不知火にある、道の駅不知火)

 そこで閃いたのは、雨の降っていない場所はどうだろう・・・・・?との思い。
山口県萩市の友人に「そちらは、最近雨は降っていませんか?」とメール。
返事は「全然降ってませ~ん」とのこと、テラさんと相談して、深夜割引を利用して熊本から美祢東ジャンクションまで走り、萩と長門方面まで帰って釣ることに・・・・。

 熊本を11日の21時に発ち、美祢東JCTから無料区間と国道490号線を走り、12日の午前1時には仮眠場所の【萩しーまーと】へ。
 
 萩漁港で、12日の午前5時前から釣りはじめるが、テラさんには20㌢オーバーの良型キスが釣れるが、私にはさっぱりで型も小さくなったので萩商港に移動。
 ここは30分未満の駐車だと無料なので釣ってみたが、ここでもテラさんにはまずまずの良型。

 次は、萩城の裏に位置する西の浜に行くが、ここはどこに投げてもピンばかり・・・・・・。
萩の友人も合流して、長門市仙崎で釣ることに・・・・・。
 仙崎の釣り場は、萩出身で防府市在住の友人に教えてもらった場所、ここでは一投目から20㌢オーバーで、その後も釣れるのは良型ばかりで、一番大きかったのは26㌢くらいのシロギス。





(仙崎港で釣れるキスはご覧のような良型ばかり)

 ただ潮が変わると今度はピンとキューセンべラの入れ掛かり・・・・。
釣れたお魚は萩の友人に差し上げて、昨晩予約電話を入れていた、長門市俵山温泉での定宿【八万堂】に行くために、早々と切り上げる・・・・・。

 12日の夜は、今年これで4回目となる俵山温泉に泊まって、これまでのうっぷんを晴らす計画を(しょぼい計画ですみません)。
 その計画とは、午前6時開場の【町の湯】と、午前7時に開く【白猿の湯】のどちらにも、「一番風呂」に入るという企み。
町の湯はなんなく一番風呂に、しかし白猿の湯で脱衣場に行くと、身体中刺青のお兄さん(お父さん)?が・・・・・・。
その人を出し抜いて・・・・なんて無謀なことは・・・・・と、挨拶をしたものの後ろに付いて浴場に入ると、その人はそのまま露天風呂の方へ!!
 やったぁー!!見事源泉掛け流しの【一号湯】に一番風呂!!!


 やれやれ・・・・・釣りに行ったはずなのに・・・・。
でも、連盟の大物魚を2種2匹釣ったのは、最終日の14日のことでした・・・・・。
最後13日の夜は、半夜釣りと早朝からの釣りをしました。




 





2013/06/16 20:45 | 遠征のお話・思い出
鹿児島県~熊本県へ・・・・・・。

 8日夕方から降り始めた雨、夜中には何度もその大きな雨音に目が覚める。

 9日の朝、8時45分串木野新港発の高速船【シーホーク】に乗るため、7時30分に松屋さんをチェックアウト。
昨夕からの雨は小降りにはなっているが、途中の万之瀬川は茶色に濁った濁流が渦を巻いている。

 45分くらいで串木野新港に着き、駐車場所を選んで小雨の中、荷物を降ろして港の建物の中に入ると、入り口の立て看板には「午前中のシーホークとフェリーニューこしきは欠航、午後の便は未定」と書かれている。
 発券窓口に行き、受付の方に「午後の便はいつころに判りますか?」と聞くと、「お昼ころには決まります」とのこと、とりあえずすぐに乗船券を買えるよう、乗船名簿だけは記入して財布の中に・・・・・。



(乗船予定だった高速船シーホークは、港の奥に係船されたまま)

 「お昼まで時間があるから、どこか薩摩川内市の温泉にでも行きますか」と車を走らせる。
私としては、西郷隆盛さんが愛犬【ツン】を連れて猟をしながら湯治したと伝わる【川内高城(たき)温泉】に行きたいのですが、これは阿久根市長島に行く途中にでも・・・・・と考え、一番近くにある【市比野温泉】に行くことに。
 その中でも一番ひなびた温泉が・・・・・と土地の方に聞いて、【下の湯】という温泉に。



(ちょっとぬるっとした良い温泉でした、入湯料は250円)

 昼からの便で、なんとか渡れるだろうと気楽に考えた二人は、ついでに中世からの町並みがそのまま残されている【入来麓武家屋敷群】見物に。



(入来麓の代表的な武家屋敷のかやぶき門)

 温泉に歴史に、ちょこっと触れたあと、昼からの便に乗るべく再度串木野新港へ・・・・・。
なんと「本日全便欠航」との貼り紙が貼られ、受付の窓口はピシャリと閉まっている。
 それでものん気なテラさんと私は、「この辺りには良型キス釣り場は無いので、阿久根市の長島まで行って、今夜は港まで帰って明日の便に乗りますか」と、往復120kmの道のりもなんのそのと車を走らせる。

 長島に着いてみたものの、好釣り場はほとんどが向かい風で、それも強風で立っていられない場所も。
それでも、風の弱い場所を選んで釣りはじめるが、キタマクラ・イトべラそして私たちがインディアンと呼んでいるトラギスの入れ掛かり・・・・。



(毒を持つキタマクラ)



(イトべラ)



(顔の模様からインディアンと呼んでいるトラギス、広島地方でトラギスとかトラハゼと呼んでいる魚は、クラカケトラギスが正式名称です)

 キスはテラさんが20㌢前後を3匹と私は17㌢(リリース)と、チャリコの26㌢と28㌢、これはMの浦で釣っていた親子三人連れに差し上げた。

 夕方になるとまたもの凄い雨が降り始め、すべての車がのろのろ運転。
篠突く雨】とはこのような雨のことを言うのでしょう、ワイパーがほとんど役に立たないくらい・・・・。
 ふだんよりずいぶん時間をかけて串木野新港へ。
そこに、上甑島里港の【えびすや】のおかみさんから電話が入り、「台風の接近で、他のお客様からもほとんどキャンセルの電話が入っています。今回は残念ですがまた折をみていらしては・・・・?」とのこと。
 
 当初の予定では、8日は南さつま市加世田の【松屋】さん泊。
9日と10日を【えびすや】さんに泊まって、11日には甑島から薩摩川内市に帰り、昨年下甑島長浜の民宿【みち】でお知り合いになった薩摩川内市役所の課長さんとお会いして、夕方から阿久根市の長島に・・・・・だったのですが。

 急きょその方に、「予定を前倒しにして北上しますので、今日お宅にお邪魔してもいいですか?」と電話。
折りよくご在宅で、快くお招きいただいたので厚かましくもお邪魔する事に。
奥様に美味しいお茶と、これまたお手製の美味しいお漬物をいただいて、テラさんと大喜び。
おみやげには本格芋焼酎【柳山高柳】を3本(1・8Lを2本と900mlを1本)もいただきました。

 降りしきる雨のなか、「とりあえず今日中に長島まで行っておこう」と車を走らせる。
今夜はえびすやさんで、美味しい海の幸を堪能して、ふかふかのお布団で足を伸ばしているはずですが、【道の駅 黒の瀬戸だんだん市場】の駐車場で、車の中で仮眠をするはめに・・・・・・。

 翌日の朝から、昨日とほぼ同じ場所を釣り歩くが、二日間降り続いた雨のせいなのか、昨日よりもうんと食いが悪い。
 どうやら大量の雨が降ったせいで「水潮」になっているもよう、この調子ではこの島には長居は無用!と、12日の夜に泊まる予約をしていた、天草の民宿【大漁丸】さんに電話。
「宿泊予定だった甑島に渡れず、昨日は車中泊だったので、なんとか足を伸ばして寝たいから、12日の予定を10日に変えていただけませんか?」と。
 大漁丸さんの返事は快くOKとのこと、さっさかさと蔵之元港まで走り、牛深港行きの【三和商船フェリー】に乗船。
 港の食堂で昼食を摂ったあと、往年の名釣り場【茂串】で投げてみるが、22㌢が1匹だけ・・・・・。
地元の方の話では、「昔はこの湾奥で30㌢のキスも釣れたが、網入れがあってのちはさっぱり・・・」とのこと。

 釣りのち観光で、初めてのテラさんを案内して、崎津の天主堂と大江の天主堂を巡る。



(高台にある神社から眺める崎津天主堂)
 
 富岡には16時ころに着いたので、去年も行きたかったが、一人だと歩くのがおっくうで、ついついパスしてしまった富岡の巴崎の砂洲にある釣り場を目指す。



(富岡城から眺める巴崎、ずいぶん昔の話ですが、この中間辺りで全日本キス選手権大会優勝魚が釣れている)

 今回の計画段階のブログで「一人だとついついや~めた!となるが、今回はテラさんと一緒なので・・・・」と書きましたが、この巴崎を間近に見たテラさん「や~れやれ、とても行かりゃぁせんよ・・・・・」
 なんと、私に輪をかけたくらい歩くのが嫌いらしい・・・・・・。

 仕方なく、去年24㌢を釣った砂揚げ場から釣りはじめるが、ここも水潮の影響なのかさっぱり・・・・・。
早々と竿を仕舞い、天草のキリシタン一揆でも落城しなかったと言われる名城【富岡城】に登って眼下に広がる巴崎やその向こうで噴煙を上げている雲仙の普賢岳を写真に撮る。



(昨日までの強風はどこへやら?富岡城を映す池面は穏やかで、逆さ富岡城が見られました)

 17時30分に、予約していた民宿【大漁丸】さんにチェックイン

 ここまで、私が釣ったキスは鹿児島県と熊本県を併せてたったの5匹、「キスはどこじゃ~!」







2013/06/15 21:41 | 遠征のお話・思い出
無事帰ってきました。


(愛犬ぷりんは、おいでおいでをしながら迎えてくれました)


 今から40年以上も前のこと、ラジオの釣り情報で、「山口県長門市仙崎のかまぼこ工場の裏で、座布団ガレイがバッタバタ!」との言葉に踊らされ、高速道路も無い時代に、国道2号線と316号線をひた走り、仙崎に到着しました。
 くだんのかまぼこ工場の裏は、底が見えるほど浅くてとても座布団ガレイが釣れる雰囲気ではありません。
同行したテラさんとクラブの達人さんと相談の上、また来た道をそのまま引き返し、瀬戸内側の秋穂海岸まで行った思い出があります。
 淡白と言うか、「スパッ!」と切り替えの早いのが私やテラさん、達人さんなのです・・・・・・・・。

 今回の【甑島釣行】、そのテラさんとの同行でスタートしました(これからとんでもない一週間の迷走状態が始まるのです)。

上甑島の里にある【旅館えびすや】さんには9日10日の宿泊予定。
まず一日早めの8日に鹿児島に着き、西郷さんの銅像や城山展望台に登って桜島を眺める。
そのあと、広島時代にお付き合いがあった【かめや釣具城南店】の店長さんに会いに行くが、昼からの出勤とのことで、会うのはあきらめて指宿に向かう。

 指宿では、砂湯の場所以外でも海辺からは温泉の蒸気が昇り、裸足で歩いてみると熱いのなんの砂浜の温度は50度以上もある。
 「ここのキスは年中暖かい海にいるから、越冬ギスとは呼べないね」「石に付いている牡蠣などは熱くはないんじゃろうか?」と、テラさんと話しながら竿を出す。



【海中足湯】に浸かりながら、引き釣りをしてみるがキスはいないのか?たまたま潮が悪いのかノーヒット・・・・。

 「同じ砂湯に浸かるなら山川の砂湯に行って、ついでにおいしいカツオ料理を食べさせる店に行こう」と山川に。



港からすぐちかくにある【ひさご】でカツオのたたき定食を、「旨い!安い!1360円!」。



(中央に山川の砂湯があります)

 山川の砂蒸し温泉、【砂湯里(さゆり)】に埋められて15分、いい汗をかいて山川をあとに・・・・・・。



 途中、大好きな開門岳を真正面にながめる、日本最南端の駅【西大山駅】で記念撮影。
懐かしい枕崎の【立神岩】を写真に撮り、鰹節を作るためにカツオをいぶす煙の匂いをかぎながら枕崎をあとにして、今夜の宿【松屋】のある南さつま市へ・・・・・。


(枕崎市のシンボル立神岩)

 昨年も訪ねた、元会社の同僚のお家2軒を訪ねる。
一軒のお家の娘さんは、今回同行したテラさんの息子さんと、広島時代に同級生だったとのことで、昨年以上に話が弾む。
 松屋さんでも、ふたりだけで食事をするよりは・・・・・とご無理をお願いしてKさん親子さんに松屋まで来ていただいて、懐かしくお話をしながら楽しい時間を過ごしました。
 テラさんと「ご一緒に食事ができたし、砂湯やおいしいカツオたたき定食を食べたり、ほんとうに楽しかったね!」と話合いましたが、それは明日に迫った運命を知る由もない会話でした・・・・・・・。

 夕方から降り始めた雨は、夜半には屋根を叩く雨音で目が覚めるほどの雨脚でした・・・・・・。






 
 
 


2013/06/14 20:30 | 遠征のお話・思い出

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